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水面を駆けるボートレーサーたちは、どうやってプロになったのか。
ボートレーサー(競艇選手)になるには、まず養成所「やまと学校」の試験に合格し、約1年の厳しい訓練を乗り越えてプロ登録を受ける必要がある。
合格倍率は高く、「最難関の国家資格級」とも言われる狭き門だ。
今日は受験資格から試験、養成所生活、デビュー、そして気になる年収まで、ボートレーサーになる道のりを整理する。
選手の格を知りたい人は競艇の級別とは?
もあわせてどうぞ。
やまと学校とは:正式には「ボートレーサー養成所」。
福岡県にあり、ここを修了しなければボートレーサーにはなれません。
すべての選手が必ず通る、競艇界への唯一の入口です。

ボートレーサーへの入口は「やまと学校」
ボートレーサーになるには、ボートレーサー養成所(通称・やまと学校)の試験に合格し、所定の課程を修了してプロ登録を受ける必要がある。
ここを通らずに競艇のレースに出ることはできない。
年に複数回の募集があり、全国から多くの志願者が集まる一方、合格できるのはごくわずか。
非常に高い倍率の難関として知られている。
養成所では、ボートの操縦技術はもちろん、整備の知識、ルール、体づくり、規律ある集団生活までを徹底的に叩き込まれる。
全寮制で生活そのものが訓練であり、心技体を1年がかりで鍛え上げる場になっている。
倍率は数十倍にもなる狭き門:募集人数に対して志願者が非常に多く、合格率は低いのが実情です。
だからこそ、デビューした時点で「厳しい選抜を勝ち抜いた精鋭」だと言えます。
受験資格と試験|身長・体重の条件もある
ボートレーサーの受験には、年齢などの一般的な条件に加えて、競艇ならではの身長・体重の制限があるのが特徴だ。
ボートは軽いほうが有利な面があるため、体格に一定の上限が設けられている。
この条件を満たすことが、まずスタートラインになる。
試験は複数段階で行われ、学力・体力・適性・運動能力などが多角的に見られる。
特別な競技歴は必須ではなく、他のスポーツ出身者や、まったくの未経験から挑戦して合格する人もいる。
大切なのは、プロとして通用する素質と、厳しい訓練に耐える心身だ。
体重管理はプロになっても続く:ボートレーサーは現役中も厳しい体重管理が求められます。
軽量なほどスピード面で有利になるため、減量に取り組む選手も多い。
体格の条件は、受験時だけでなくキャリアを通してついて回るものです。
養成所の約1年|心技体を鍛える日々
合格して入所すると、約1年にわたる全寮制の訓練が始まる。
ボートの操縦、スタート練習、整備、筋力トレーニング、学科、規律ある集団生活——そのすべてがプロへの準備だ。
わずかなスタートのタイミングを体で覚え、ターンの技術を磨き、レースで必要な判断力を養っていく。
訓練は厳しく、途中で脱落する者もいる。
それでも全国から集まった同期と限界まで追い込む日々は、プロになってからの土台と絆を生む。
卒業時の成績はデビュー後の評価にもつながり、ここでの頑張りが選手人生のスタートを左右する。
スタートの基礎はここで作られる:競艇で最重要と言われるスタート(ST)の感覚は、養成所での反復で体に染み込ませます。
STがなぜそれほど大事かは[スタートタイミングの見方](/media/kyotei-start-timing)で解説しています。
デビューから一人前まで|B2からの勝ち上がり
卒業してプロ登録を受けると、いよいよデビューだ。
新人はまず最下位のB2級からスタートし、レースで成績を積み上げて級別を上げていく。
競艇は成績で格が入れ替わる実力主義なので、結果を出せばA級へ、さらに上を目指せばSG・G1の舞台も見えてくる。
級別の仕組みや、どのレースに誰が出られるのかは競艇の級別とは?
で詳しく解説している。
デビューしたばかりのルーキーがどこまで勝ち上がるかは、ファンにとっても楽しみの一つだ。
若手の活躍の場として「ルーキーシリーズ」などの舞台も用意されている。
気になる年収と選手寿命
ボートレーサーの収入は、完全な成績次第だ。
レースの賞金が主な収入源で、勝てば勝つほど稼げる一方、成績が振るわなければ収入は伸びない。
トップクラスになれば年間で億単位を稼ぐ選手もいるが、全員がそうなるわけではなく、収入の幅は非常に大きい。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 収入の柱 | レースの賞金(成績主義) |
| トップクラス | 年間億単位を稼ぐ選手も |
| 選手寿命 | 40代・50代の現役も多く、息が長い |
競艇は選手寿命が長いのも大きな特徴で、40代・50代で第一線を走る選手は珍しくない。
50歳で通算1000勝を達成したベテランがいるように、経験を武器に長く活躍できる世界だ(参考:茶谷信次・通算1000勝)。
トップ選手がどんな道のりを歩んだかは、各選手のプロフィール記事(たとえば峰竜太とは)を読むとイメージがつかみやすい。
男女が同じ条件で戦える競技:競艇は、男女が同じレースで真剣勝負する数少ないプロスポーツです。
女子選手(ガールズ)もSGに出場し、賞金女王を争います。
性別を問わず実力で勝負できるのも、ボートレーサーという職業の魅力の一つです。
まとめ|すべての選手が通る「やまと学校」
ボートレーサーになるには、養成所「やまと学校」の難関試験に合格し、約1年の全寮制訓練を経てプロ登録を受ける必要がある。
身長・体重の条件があり、合格倍率も高い狭き門だが、未経験からの挑戦者もいる。
デビュー後はB2級から勝ち上がり、成績次第で収入もキャリアも大きく変わる完全実力主義の世界だ。
40代・50代でも走れる息の長さ、男女が同条件で競える点も大きな魅力。
出走表の選手一人ひとりが、この道のりを越えてきたプロだと知ると、レースの見え方が少し変わってくるはずだ。
観る側として競艇を楽しみたい人は競艇初心者ガイドから、選手の格を知りたい人は競艇の級別もあわせてどうぞ。
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