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競艇のスタートタイミング(ST)の見方|スリット・F・Lを予想に活かす方法

競艇のスタートタイミング(ST)の見方|スリット・F・Lを予想に活かす方法
舟券・予想術執筆:舟ログ編集部公開:2026/10/23更新:2026/10/23

「競艇はスタートで半分決まる」——よく言われるこの言葉は、決して大げさではない。わずか0.1秒のスタートの差が、1マークの隊形を決め、レースの行方を左右する。スタートタイミング(ST)を読めるようになると、同じ出走表からでも一歩踏み込んだ展開予想ができる。今日はSTの見方を、スリットの揃い方やフライングのルールまで含めて整理する。出走表全体の読み方は出走表の見方もあわせてどうぞ。

STとは:スタートタイミングの略で、スタートラインを通過した瞬間の「タイミングの正確さ」を数値化したものです。競艇はフライングスタート方式。大時計の針が0を指す瞬間にラインを通過するのが理想で、数字が小さいほど(0に近いほど)好スタートになります。

競艇のスタート(スリット)と大時計をイメージした、STの見方を示す画像

競艇のスタートは「フライングスタート方式」

競艇のスタートは、陸上のように静止から一斉に飛び出すのではない。助走をつけ、大時計が0を指す瞬間にスタートラインを通過する「フライングスタート方式」だ。だから、0ちょうどで通過するのが理想。早すぎればフライング、遅すぎれば出遅れになる。

STの数字は「0.15」のように表示され、これはスタートラインを0.15秒遅れて通過したという意味になる。0に近いほど鋭いスタートで、一般にST 0.10〜0.15前後が好スタートの目安とされる。この一瞬の差が、1マークまでの位置取りを決める。

0を越えるとフライング:大時計が0を指す前にラインを通過してしまうと「フライング(F)」。重いペナルティの対象になります。選手は「できるだけ0に近く、でも越えない」ギリギリを攻めているわけです。

平均STで「スタート力」を測る

出走表には、各選手の平均STが載っている。これはその選手の近況のスタートの平均値で、スタートの速さと安定感を測るものさしになる。

平均ST 評価の目安
0.13以下 スタートが速い。先手を取りやすい
0.14〜0.16 標準的
0.17以上 やや遅め。好枠でも取りこぼし注意

平均STが速く安定している選手は、枠なりにスタートで前へ出て主導権を握りやすい。とくに外枠の自力型が速いSTを持っていると、まくりの一撃が利く。逆に、好枠に入っていてもSTにムラがある選手は、スタートで後手を踏んで持ち味を出せないことがある。

「速さ」より「安定」も大事:平均STが速くても、フライング持ちで慎重になっている選手はスタートを緩めることがあります。数字の速さだけでなく、直近のレースで安定して踏めているかもあわせて見ましょう。

スタート展示とスリット|本番前の予行演習

本番前にはスタート展示が行われる。これは実際のスタートの予行演習で、各選手がどの進入コースから、どんなタイミングでスタートするかを見られる絶好のチェック機会だ。

ここで注目したいのがスリット——スタート直後の6艇の横並びの状態だ。

  • スリットが揃う:各艇が横一線。インの逃げが決まりやすい展開
  • 内が出る:1・2号艇が前。イン有利がさらに強まる
  • 外が出る:3〜6号艇が前に出てスリットが出る=まくりの気配。荒れる余地

スタート展示でのスリットは本番の目安になる。「外の自力型がスタート展示でビュッと出ていた」なら、本番でもまくりを警戒したい。進入隊形そのものの読み方は前づけ・進入の解説で詳しく扱っている。

フライング(F)と出遅れ(L)|重いペナルティ

スタートに関わるペナルティも押さえておきたい。代表がフライング(F)と出遅れ(L)だ。

記号 内容 扱い
F(フライング) 0を越えて早くスタート 当該艇は失格。舟券は返還
L(出遅れ) スタートが大きく遅れる 当該艇は失格。舟券は返還

フライングは選手にとって非常に重く、一定期間の斡旋停止など厳しい処分につながる。そのため、フライングを嫌ってスタートを慎重にする選手もいる。フライングと返還金の仕組みは競艇のフライング・返還金とは?で詳しく解説している。買う側としては、「F持ちの選手はスタートを緩める可能性がある」と頭に入れておくと読みが深まる。

STを予想に活かす3ステップ

STの知識を、実際の予想手順に落とし込むと次のようになる。

STEP 見るところ
① 平均STの比較 誰がスタートで前に出そうか
② F・Lの有無 慎重になりそうな選手はいないか
③ スタート展示 スリットの出方で本番の隊形を予測

まず6艇の平均STを比べ、スタートで主導権を握りそうな艇を見極める。次にF持ちなど慎重になりそうな選手を差し引く。最後にスタート展示のスリットで、イン逃げ濃厚か、外のまくりが利きそうかを判断する。この流れで「1号艇のスタートが速く、外に目立つ自力型もいない=逃げ中心」といった展開が描ける。体系的な予想の進め方は競艇の予想のコツにまとめている。スタート展示やリプレイは本日のレース(レースデータ)で確認できる。

まとめ|0.1秒を読めると展開が見える

競艇はフライングスタート方式で、0に近い鋭いSTを刻んだ選手がスタートで前に出る。出走表の平均STで各艇のスタート力を測り、F・Lのリスクを差し引き、スタート展示のスリットで本番の隊形を予測する——この流れが身につくと、同じメンバーでも展開が立体的に見えてくる。「スタートで半分決まる」の意味が腹落ちしたとき、あなたの予想は一段深くなっているはずだ。

買い目づくりに迷ったら、編集部が検証した予想サイトのランキングも判断材料にしてほしい。舟券は20歳以上、無理のない資金で楽しもう。

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